「はてな」の観察(染谷商店のブログ)

革製品ブランド「sugata」を企画する、染谷商店のブログです。

「必殺仕事人」にみるユニバーサルデザイン

ある朝起きると、寝癖がひどい。

しぶしぶ髪の毛を洗う。

近頃だいぶ、髪の毛が細くなってきた。

タオルでやさしく髪の毛を拭き、ドライヤーで乾かす。

そして、テレビをつける。

 

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映ったのは埼玉テレビ、必殺仕事人シリーズ。

江戸の人々を演じる俳優たちは、それぞれに「ちょんまげ」のカツラを

装着している。「ちょんまげ」を目にした瞬間、 私は気付いた。

 

「これは、『ユニバー サルデザイン』だ。」

 

老いも若きも、 毛量の多い少ないにかかわらず、 格好よく整えることの

できる髪型。躊躇なく剃り込まれた、そのアウトラインは「男性型脱毛症」 の

進行部位と見事なまでに一致する。

 

間違いない。やはり、これはユニバーサルデザインである。

「ひとりでも多くの人の快適のため」との配慮がなされたデザインなのだ。

 

思えば、ずっと不思議に感じていた。他者との和を重んじ、目立つことを

良しとしないとされる日本人が、なぜこんなにも珍妙な髪型をしていたのか。

現時点では、私は「ちょんまげ」について何も調べていない。おそらくは

文化的、機能的にも広まるべくして広まる複数の理由があったのだろう。

しかしどんなに素晴らしい髪型も、ごく少数の人しか愉しめないという制約が

あっては一般化は進まない。

 

デザインという概念すらなかった時代の、日本独自の髪型。

その一般化の要因は「ちょんまげ」 がユニバーサルデザインであったことに

よるのではないだろうか。